プログラミングの魔導書を読みました
プログラミングの魔導書を読みました。面白かったところだけ、軽く感想など書いてみます。
Hello, C++ World! は kinaba さんのこの話がよりまとまったもの。本が出る前にちらっと内容は伺っていたんですが、矢張り面白かったです。たまに思うんですが kinaba さんが書くと内容に依らず面白くなりそうな気がします。矢張り、知らないところで謎の機能が働いているっていうのは不気味ではあるものの、同時に大勝利だとボクは思うのです。
Chrono ライブラリで考える型システム。一言で纏めると、単位を Policy みたく parameterize したら、いい塩梅になったよ!という話。一言で纏めるも何も、頭のハンガリアンの話除くと 4 ページしかないという。というかハンガリアンの話はいらなかった気がしますね。
すっぽすっぽ先生のインタビュー。visitor パターンは腹を切って死ぬべき派としては、すぽーすぽっ先生が visitor パターンを嫌っているというのは大変いいことだなあと思いました。ということで時間を見つけて読もう。こういう提案もあったらしいです。継承関係がないといけないのはアレですが、外から追加できるのは矢張り欲しいですよねみたいな話です。
Oven はいつから Boost に入ったんだ…と思ったら別に入ってなかったぜ、なオーブンレンジクッキング。何かあんまりこう、ここが嬉しい!みたいなのが無かったのは残念でした。とはいえ range だけで全部がうまく行くわけでもないので、iterator さんとも皆仲良くしてあげてくださいね。
こんな所かしら。